衣類には、様々なプリントが施されていますが、長く着用していると色あせや傷みが気になるものです。
そんなときは、プリントをはがして、新しいものに変えることができます。
しかし、素材によってはがし方が異なるため、初心者の方や主婦の方にとっては不安なものです。
本記事では、ポリエステル、ナイロン、ジャージといった素材のプリントを、簡単にはがす方法を紹介しています。
例えば、ポリエステル素材にはアイロンを使ったはがし方が有効で、ナイロン素材には溶剤を使う方法が最適です。
ジャージ素材には、溶剤が使えないため、専用のはがし剤を利用する方法があります。
生地を傷めないよう、必要な材料や手順を詳しく解説しています。
ぜひ、この記事を参考にして、お気に入りの衣類を長く愛用しましょう。
ポリエステルプリントの上手なはがし方!
ポリエステルプリントの上手なはがし方について解説します。
【用意するもの】
- アイロン
- 布または紙タオル
- はがし剤(オキシクリーンなど)
アイロンで加熱する
まず、はがす前にアイロンを使ってプリント部分を加熱します。
アイロンは、中温(120〜140℃)に設定し、プリント部分に布または紙タオルをかけて加熱します。
加熱時間は、プリントのサイズや厚みによって異なりますが、数分程度加熱すると十分です。
プリント部分を冷ます
アイロンで加熱したら、プリント部分を自然冷却します。
このとき、プリントが割れたり縮んだりすることがないように、温度が下がるまでプリント部分に触れないようにしてください。
はがし剤を使って剥がす(必要な場合のみ)
アイロンで加熱しただけでは、プリントが完全にはがれない場合があります。
その場合は、オキシクリーンなどのはがし剤を使って剥がします。
はがし剤は、水に溶かして、プリント部分に塗布し、30分ほど置いてから、軽くこするとプリントがはがれます。
洗濯する
プリントが剥がれたら、衣類を洗濯機で洗います。
洗剤は、通常使用しているものを使用してください。
ただし、柔軟剤や漂白剤などは使用しないでください。
以上が、ポリエステルプリントの上手なはがし方です。
ただし、プリントが古くなっている場合や、衣類が縮んでいる場合は、はがし剤を使ってもプリントが完全にはがれないことがあります。
その場合は、専門店でのクリーニングをおすすめします。
また、はがし剤は素材によっては色落ちすることがあるため、はがし剤を使う際は注意してください。
ポリエステル素材に限らず、衣類の素材によっては、アイロンで加熱すると素材が縮んでしまう場合があります。
そのため、はがし剤を使う前に、一度小さめの範囲で試してから全体に使うようにしましょう。
ナイロンプリントの上手な剥がし方
イロンプリントの上手な剥がし方について解説します。
【用意するもの】
- 布または紙タオル
- はがし剤(アルコール、シャンプーなど)
- ブラシ
プリント部分に布または紙タオルをかける
プリント部分に布または紙タオルをかけて、アイロンで加熱します。
加熱する際には、アイロンを中温(120〜140℃)に設定し、加熱時間は数分程度です。
加熱することで、プリントと生地の間にある接着剤が溶けて、プリントがはがれやすくなります。
はがし剤でプリントを剥がす
プリントがはがれない場合は、アルコールやシャンプーなどのはがし剤を使って剥がします。
はがし剤をプリント部分に塗り、布または紙タオルで覆って、しばらく放置します。
その後、ブラシなどでプリントをこすると、プリントがはがれます。
ただし、プリントの種類によっては、はがし剤が効かないこともあります。
洗濯する
プリントが剥がれたら、洗濯機で洗います。
洗剤は、通常使用しているものを使用してください。
ただし、柔軟剤や漂白剤などは使用しないでください。
以上が、ナイロンプリントの上手な剥がし方です。
ただし、ナイロン素材にはがし剤を使う場合は、素材によっては色落ちすることがあるため、注意が必要です。
また、アイロンを使う際には、素材によっては縮んでしまうことがあるため、注意してください。
ナイロン素材に限らず、衣類の素材によっては、はがす際に生地が破損することがあります。
力を入れすぎないよう、注意してプリントを剥がすようにしましょう。
ジャージプリントの上手な剥がし方
ジャージ素材は、スポーツウェアやカジュアルウェアなど、様々な場面で使用されます。
しかし、ジャージを長く着用していると、黄ばんだり、臭いが気になったりすることがあります。
そんなときは、洗濯方法に工夫を加えることで、ジャージを長くきれいに保つことができます。
以下に、ジャージの洗濯方法について解説します。
洗剤の選び方
ジャージ素材は、通常の洗剤では洗い残しが残ってしまうことがあります。
そこで、中性洗剤や液体洗剤を使用することをおすすめします。
中性洗剤や液体洗剤は、ジャージ素材に優しく、繊維に残りにくいため、汚れが落ちやすくなります。
洗濯のポイント
洗濯機でジャージを洗う場合は、下記のポイントに注意しましょう。
- 洗濯機は、弱めの回転数で洗う。
- 洗剤は、洗濯機の分量表に沿って入れる。
- ジャージは、内側を外に向けて洗う。
- プリントの部分は、やさしくこすり洗いをする。
- すすぎは、しっかり行う。
- 乾燥機は、使用しない。
手洗いの場合
手洗いする場合は、下記の手順で行いましょう。
- 水に洗剤を入れ、よくかき混ぜる。
- ジャージを水に浸し、軽くこすり洗いをする。
- 水に漬けたまま、30分程度置く。
- すすぎは、2回以上行い、十分に水気を切る。
- 洗濯機で軽く絞ってから、風通しの良い場所で自然乾燥させる。
以上が、ジャージの洗濯方法です。
洗濯機で洗う場合は、洗濯機の設定を調整し、手洗いの場合は、洗剤や水温に気を配りましょう。
ジャージは、適切な洗濯方法で洗うことで、長くきれいに保つことができます。
まとめ
プリントを上手に剥がす方法は、素材によって異なります。
ポリエステル素材には、アイロンやはがし剤を使用する方法が有効です。
ナイロン素材には、油性マジックで下書きをする方法がおすすめです。
ジャージ素材には、アイロンで加熱してからはがし剤を使う方法が有効です。
また、ジャージの洗濯方法にも注意が必要です。
適切な方法を知っておくことで、プリントを上手に剥がすことができます。
ただし、素材を傷つけないように、力を入れすぎないように注意しましょう。
また、洗濯方法にも注意が必要です。
適切な方法で洗うことで、長く素敵なプリントを楽しむことができます。
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