キズパワーパッドがお風呂で剥がれちゃうときの対処法!やめどきはいつ?正しい使い方をご紹介

豆知識

小さいお子様をお持ちの方や、お子様を預かる立場の方たちは一度でもキズパワーパットを見かけたり使用したことがあるのではないでしょうか。

お子様は擦り傷切り傷が絶えませんが、大人になっても手洗いや消毒によって小さな傷ができてしまったりと意外と苦労されている方も多いと思います。

そんな時にも使用できるのがこのキズパワーパットです。

しかし実際に使ってみると、お風呂で剝がれてしまったり、逆にいつまでもくっついていたり、戸惑う経験も少なくないと思います。

絆創膏よりも少々お値段も張るこちらの商品。

上手に使いこなせば傷も早く治り痛みも軽減できます。

ここではキズパワーパットの商品の正しい使用方法と、使用にあたってのコツなどについてご紹介します。

キズパワーパッドがお風呂で剥がれちゃうときの対処法をご紹介

入浴中に大活躍!小さいお子様でも安心してお風呂に入ることができます。

この商品の最大のポイントは入浴しても剝がれにくいということです。

これは子供たち、特に年齢が小さいほどとても重要。

入浴により傷にお湯が当たると傷口はかなりの痛みを伴います。

そのようになると、お風呂自体を怖がったり身体を洗うことを拒否したり。

親としては一苦労の作業になってしまいます。

そこでこのキズパワーパットが大変活躍します。

傷に直接水分が当たらないのでほとんどしみることなく入浴が可能です。

剥がれにくくするためのコツを伝授!

剥がれにくいとは言え、全く剥がれないというわけではありません。

パットの端部分から浮いてきていると入浴中に剥がれます。

こうならないためのコツは、貼り方です。

パワーパットは体温で温めると粘着性が増してしっかり貼付できます。

特に寒い季節は救急箱の保管する場所も他の部屋よりも寒いかもしれません。

パワーパッドを患部に貼った後は1分程度手のひらで温めましょう。

そうすると隅の部分までしっかりと密着し、剥がれにくくなります。

もう一つの方法は、市販のフィルム材(透明な保護シート。百均などでも販売しています)をパワーパッド周囲を囲むように貼ることです。

ポイントは全部を覆わずに周囲のみにすること。

なぜなら、このパワーパッドは多少なりとも空気が出入りするようになっておりそれにより傷の湿潤環境を整えています。

全てを覆うとその湿潤環境が崩れることになるので、傷のない周囲のみを補強します。

剥がれる時は外側からがほとんどですので、周囲を補強するだけでも入浴中に剥がれることは少なくなります。

キズパワーパッドのやめどきがわからない!使い方のご紹介

いつどんなタイミングでやめるのがベストでしょうか?

傷の状態を一目でみてもこれが果たしてやめてもいいのか悪いのか、誰にも聞けずに迷うこともあると思います。

「何日間使用する」「どれくらいで治る」は個人差が大きいため、日数は気にしないようにしましょう。

ポイントはこの二つです。

  1. 浸出液が出ていない
  2. 新しい皮膚が出来ている

これらについて詳細をご紹介します

判断の前に必ず傷口を洗浄しましょう

パワーパットを剥がした時には流水で綺麗に流しましょう。

時々ジェル状のものが傷についていますが、こちらはパッドが解けて剥がれたものです。

流水で上手く取れなければ石鹸をしっかり泡立てる、もしくは泡で出てくる石鹸を使用してこすらずに上からなでるように洗います。

そうすると傷口が綺麗に見えるようになります。

1.浸出液がでていない、の判断は?

しっかり洗浄したあとに綺麗なタオル等で拭き取ります。

1分ほど見ていても、内側からジクジクと液が出てくることがない状態です。

また、その状態でしばらく過ごしてもよいでしょう。

傷部分が乾燥していれば大丈夫です

2.新しい皮膚の判断は?

切り傷であれば傷口がピタッとくっついています。

大き目の傷であれば、滑らかな皮膚が形成されていれば治癒治っていると判断します

パワーパットを急にやめても大丈夫?

新しい皮膚は傷つきやすいもの。

お子様であればまたいつ同じ個所をぶつけるかわかりません。

そのような時には一般の絆創膏で保護しておくのもお勧めです

キズパワーパッドが剥がれない正しい使い方をご紹介

パワーパッドを正しく貼って長持ちさせましょう。

貼り方によってはすぐに剥がれてしまうところが一般の絆創膏と違う所。

ここでは正しい貼り方をお伝えします

どの部位の傷でもこの手順は踏みましょう!

まず最初に水道の流水で傷の汚れをしっかり落とします。

基本的に消毒は不要です。

小石などが入り込んでいる時には清潔なガーゼなどで取り除きます。

その後傷口の水分を清潔なタオルなどでしっかり拭き取ります。

水分がなく傷周囲が乾燥していることも剥がれにくくするコツです。

そしてパワーパッドを準備し個装から取り出したら、手のひらで1分ほど温めます。

こうすることで肌にしっかり馴染みます。

実際に傷に貼ったあともパワーパッドを覆うようにさらに1分程度手のひらで温めます。

こうすることで、より密着し、剥がれにくくなるのです。

また、場所、部位にあった商品を準備しましょう

部位別、剥がれにくい貼り方のご紹介

①指先

パワーパッドが重なると、そこからはがれてしまいます。

端が重ならないよう、傷がパッドの中心に来るように、少し斜めにして貼ります。

また、引っ張りすぎても、特に動きがある指先ではすぐに剥がれてしまうので、事前に裏紙は剥がしておきましょう。

②膝や肘

傷がパットの中心に来るように、貼る位置を決めます。

膝や肘は曲げた状態の方がしわがよらず、皮膚にしっかり密着できます。

場所が決まったら裏紙を1枚剥がして半分貼り、引っ張らないようにもう半分の裏紙を剥がして使用します。

まとめ

キズパワーパットは、病院でも使用されている「ハイドロコロイド」という素材を使用しています。

医療現場では、褥瘡(床ずれ)等に幅広く使用される商品です。

このハイドロコロイド素材は、医療現場でも単価が高く大切に使用されています。

そのような商品が市販でも購入できるようになり、販売当初は感動しました。

お値段は絆創膏よりも高いのですが、正しい使用方法を守れば十分その効果は期待できるものです。

これまでに述べた、「コツ」や「使用方法」を実践して、早く皆様の傷が回復されるように願っています。

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