お風呂の扉にも様々なタイプがありますが、引き戸を導入している家庭も多いのではないでしょうか。
引き戸は毎日スムーズに開閉できることが理想的ですが、長く使い続けるうちに少しずつ劣化も進んでいきます。
特に引き戸の場合は開け閉めのとき、キーキー・キュルキュルなどの不快な音が発生する傾向があります。
原因を知り、それに応じた対処をしないことにはいつまでも音に悩まされることになりますし、開閉にも悪い影響が出る可能性もあります。
まずは、なぜお風呂のドアから異音がするのかその原因を確認することが大切です。
そして、原因がわかったらそれに応じた効果的な解決策を試すことになります。
ここからは、自宅でも簡単にできるお風呂の引き戸の嫌な音の対処方法について考えていきます。
お風呂のドアがキーキー・キュルキュル音がする原因と対処法
お風呂場のドアにも様々なタイプがありますが、引き戸も人気があります。
開き戸とは違い開閉スペースが必要ないので、狭い浴室にも設置しやすいというメリットがあります。
開口口も広いのでゆとりを持って出入りできますし、将来介護が必要になった場合にも使いやすいといえます。
新品のころは引き戸もスムーズに開閉できますが、使い続けるうちに部品なども少しずつ劣化していきます。
開け閉めのときに重さを感じることもありますし、開け閉めで異音が発生することもあります。
キーキー・キュルキュルなど開け閉めのたびに不快な音が発生することで悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
こうした音を止めるためには、まずは原因を調べることが大切です。
異音が発生する原因のひとつには、経年劣化が考えられます。
引き戸の場合は戸車がついていますが、この戸車がずれていないかどうかを調べてみましょう。
スムーズな開閉には欠かせないものですが、毎日の開閉で衝撃を受けるのでずれている可能性があります。
ずれを直すことで改善する可能性もありますので、まずは正しい位置に戻してみましょう。
それから、乱暴に開け閉めしている場合は、戸車そのものが破損している場合もあります。
戸車が破損している場合は、戸車を新しいものに交換することで改善できる可能性もありますので、交換できるようであれば試してみましょう。
戸車の交換で改善できた場合も、その後も雑な開閉をしていると再発するおそれもあります。
戸車を破損させないためにも開け閉めは静かに丁寧に行うことも大切です。
お風呂の引き戸がキーキー・キュルキュルと音がする原因と対処法
お風呂の引き戸がキーキー・キュルキュルとなる場合、戸車に特に異常がないのであれば他の原因が考えられます。
引き戸にはレールがついていますが、レールが汚れていることも不快な音につながることは珍しくありません。
ほこりや髪の毛などもはさまりやすいので、まずはきれいにすることを考えてみましょう。
戸車に髪の毛などがはさまっている場合も異音の発生が起こる可能性があります。
レールはもちろん、戸車についた汚れやほこりなどもきれいに落とすようにします。
下部分は特に汚れやすいといえますが、上部分のレールや戸車が汚れていないかどうかもチェックしておくようにします。
狭い部分では、掃除がやりにくくなりますが、古い歯ブラシなどがあれば細かい部分も手軽にきれいにすることができます。
掃除をしても、まだ音がするという場合は、また別の要素を考えていくことになります。
引き戸をスムーズに開閉させるには油分も必要です。
レール部分に油分があっても、お風呂場では水を使うのでその水分で油分が早く切れてしまい、そのために滑りが悪くなっていることも考えられます。
このような場合は油分を足すことで解決できることもあります。
掃除をすることで解消できた場合は、こまめに掃除をすることを心がけたいものです。
浴槽やタイル部分などはきれいにしていても、いざ扉となると忘れてしまう人も少なくありません。
再発を防ぐためにも、定期的に汚れがないかを点検しましょう。
お風呂のドアや引き戸のキーキー・キュルキュル音はシリコンスプレーで改善できるか検証
お風呂のドアや引き戸がキーキー・キュルキュルなる場合は、専門業者に連絡をして修理をしてもらうという人も多いものです。
とはいえ、業者を呼ぶとそれなりの修理代も発生します。
軽度のトラブルであれば自分で直せる可能性もありますので、まずは自宅でできる対処方法を試してみましょう。
異音を止めるには、引き戸の滑りを良くすることも大切です。
滑りを良くするための商品も色々な種類が販売されていますが特に手軽に入手できるものにシリコンスプレーがあります。
シリコンスプレーはホームセンターなどで取り扱われていることも多く、比較的安価で購入することができます。
一本持っていると、ドアだけではなく様々な部分に活用できるので便利です。
シリコンスプレーを試す前には、まずはレールや戸車の汚れやほこりは取り除いておくようにします。
シリコンスプレーは、気になる部分にスプレーするだけなので手軽に扱えるというイメージもありますが、燃えやすいので火気の近くでは使わないようにしましょう。
それにとても滑りやすいので床にかからないよう対策をしておく必要があります。
準備ができたら、引き戸の上下のレールと戸車に吹きかけます。
スプレーしたあとは、なじませるように、何度か開閉してみましょう。
これで音が鳴らなくなったらとりあえず安心です。
優れた滑り効果のあるシリコンスプレーですが、他の部分にかかってしまうと滑って転倒する可能性もあります。
余計な部分にかかってしまったら、素早くふき取っておくことも大切です。
まとめ
お風呂の引き戸がキーキー・キュルキュルと不快な音が発生する場合は、レールや戸車に汚れがついていないか、破損していないかなどを確認してみましょう。
汚れや部品の破損が原因でない場合は、レールの油分が少なくなっている可能性があります。
滑りを良くするための商品も多くの種類がありますが、比較的簡単に導入できて、しかも優れた滑りこ効果があるものにシリコンスプレーがあげられます。
基本的にレールや戸車にふきかけることで滑りが改善されますが、床などにかかると滑る可能性があるので、余計な部分にかからないよう、慎重に作業を進めていきましょう。
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